ゴルカ(GORKHA)

ゴルカは現シャハ王朝の出自の地である丘の上のバザールである。ゴルカこそ、プリトュヴィ・ナラヤン・シャハ(Prithvi Narayan Shah)王がネパール統一の戦いを始めた地なのだ。シャハ王朝の旧王宮はゴルカのバザールより更に300メートル登った丘の上にあり、周辺の地域を見下ろしているので、どこからでも見る事が出来る。旧王宮はその建築の美しさもさる事ながら、そこからの眺めはすばらしいものがある。緑の谷間、そしてはるかにヒマラヤの峰を望む事が出来る。

旧王宮は聖なる地として、ヒンズー教以外は入る事が出来ないが、近くまでいってその眺望を楽しむのは価値がある。旧王宮のすぐ下には洞窟があり、そこにはゴラクナート(Gorakhnath)という聖人が暮らしていたと言われている。ゴルカという名前はその聖人から取られたのである。旧王宮の下に広がるゴルカのバザールは、その建築と石畳の通りの趣が歴史を感じさせる。

カトマンズからゴルカに行くには、レンタカー、タクシー、バスがある。ほとんどのバスは朝7時ころに出発するので、チケットは事前に求めておくのがよい。またゴルカでの宿泊には手ごろなゲストハウスから、デラックスなホテルまで、幅広い選択肢がある。

Prev Home Next