魚の行動の研究

1.研究の動機

小さな池に魚を飼っているが、いつもどのように動いているか疑問に思ったから。

2.研究のねらい

魚の行動の特徴を調べる。

3.方 法

 ビデオカメラで水槽(50p×50p、深さ5p位)に金魚を入れて、その行動を記録する。様々な障害物などを置いて条件を変え、金魚の行動の違いを調べる。

<条件>

(1)金魚の数を変える。

(2)障害物を置く。

(3)底に砂をしく。

4.結 果

(1)金魚の数を変えた場合

1匹の場合(10秒ごと3分間)
2匹の場合(10秒ごと3分間)
3匹の場合(15秒ごと3分間)
4匹の場合(15秒ごと3分間)
5匹の場合(15秒ごと2分間)
 

@ 水槽のふちに沿って泳ぐことが多い。

A 数が多くなると集団で移動する。その際、リーダー的な金魚はいない。

B @・Aが基本的な動きと考えられる。

(2)障害物を置いた場合

1匹の場合(10秒ごと5分間)
2匹の場合(15秒ごと5分間)
3匹の場合(15秒ごと5分間)
4匹の場合(15秒ごと5分間)
5匹の場合(20秒ごと5分間)
 

@ 水槽のふちに沿って泳ぎ、数が増えると集団で泳ぐことが多いということは、(1)と同じ。

A 障害物を置くと、その回りに集まってくる。これは魚のかくれ場所のような役割をしているからだと考えられる。

(3)底に半分、砂をしいた場合

1匹の場合(10秒ごと5分間)
2匹の場合(15秒ごと5分間)
3匹の場合(15秒ごと5分間)
4匹の場合(15秒ごと5分間)
5匹の場合(20秒ごと5分間)
 

@ 水槽のふちに沿って泳ぎ、数が増えると集団で泳ぐことが多いということは、(1)と同じ。

A 砂のあるところとないところの違いはなかった。

B あまり底が何であるかは、魚に関係ないと考えられる。

5.考 察

(1)金魚は水槽のふちにそって泳ぐことが多い。

(2)金魚の数が増えると、集団で移動する。その際、リーダー的な金魚はいない。

(3)石のような障害物を置くと、その回りに集まってくる。これは、魚のかくれ場所のような役割をしているからだと考えられる。

 

前へ

ホームへ