カトマンズ周辺の名所旧跡

バラジュ(Balaju)・ウォーター・ガーデン この庭園をテーマにした、ネパールの歌があるように、水が豊富な美しい庭園である。養魚場や、周辺の林、滝、植物が静かな雰囲気を作っている。特に、22の竜の噴水は有名であり、お祭りのときには大変にぎわう。ここはナガルジュンの丘のふもとにあり、カトマンズの人々のピクニック・スポットとして有名である。


ブダニルカンタ(Budhanilkantha) カトマンズの北10キロ余り、シヴァプリ山のふもとにあるブダニルカンタには、この地で発掘された一千年以上前の作といわれるヴィシュヌ像がある。その姿は、世界の創造以前の原初の海に横たわった姿をあらわしている。ここでは毎日、朝晩、土地の人たちがプジャの儀式を捧げている姿を見ることができる。


チョウバー(Chobhar)峡谷 カトマンズ盆地は元々は湖であった。神話時代、この地を旅していたマンジュシュリ(Manjushri)は、湖の中央に輝く蓮華を見つけて、その蓮華に拝するために、マンジュシュリは湖の岸を切り開いて水を流したという。その後が現在のカトマンズ盆地となっている。彼が切り開いたといわれている所がチョウバーの峡谷である。 ここでは複雑に入り組んだ洞窟もある。また、ガネッシュを祭った寺院も置かれている。


ダクシンカリ(Dakshinkali) ダクシンカリにある寺院は強いパワーを持つといわれる獰猛な女神を祭っている。この女神は信ずるものに力を授けるといわれ、また生け贄を好むといわれている。そのためヒンズー教とにとっては重要な寺院の一つとされている。特に休日である土曜日にはネパール各地からたくさんの巡礼者が来て大変な賑わいを見せる。

動物園 パタンのジャワラケルにある動物園は自然保護を目的とするキング・マヘンドラ財団によってい運営されている。特にヒマラヤで見られる珍しい動物が有名である。一角サイやロイヤル・ベンガル・タイガーを間近に見ることができるのが興味深い。

王立ゴダヴァリ(Godavari)植物園 この植物園はおそらくカトマンズの人々にとっては最高のピクニックの目的地であろう。実に多くの植物を見ることができるし、花が咲いているときの美しさは言葉には言い尽くせない。ここで数多くのネパール映画の踊りのシーンが撮られたのも不思議ではない。また、ここからナウ(Nau)やパンチダラ(Panch Dhara)の池を見に行くのもよい。それともプルチョウキ(Pulchowki)の2700メートルの山に登ってヒマラヤを眺めるのもいいだろう。

カカニ(Kakani) カトマンズの北西、車で約一時間の距離にあるカカニは、静かで、すばらしいヒマラヤの眺望を誇っている。ここからは、ガウリ・シャンカール(Gauri Shanker)、ランタン(Langtang)、チョウバ・バマレ(Choba Bhamare)、ガネッシュ・ヒマール(Ganesh Himal)、マナスル(Manaslu)、ヒマルチュリ(Himalchuli)などの白い雪を頂いた峰々を見ることができる。

ナガルコット(Nagarkot) 標高2099メートルのナガルコットは、ヒマラヤの眺めと朝日、夕日の美しさで名高い丘である。また、ここから見下ろすカトマンズ盆地も素晴らしい。よく晴れた日には、マナスル(Manaslu)、ガネッシュ・ヒマール(Ganesh Himal)、ガウリ・シャンカール(Gauri Shanker)、そしてエベレストを見ることができる。またここにはロッジやリゾートホテルが充実しており、ゆっくりとここに滞在してヒマラヤと田舎の静けさを楽しむのがよい。

プルチョウキ(Pulchowki) 標高2760メートルのプルチョウキはカトマンズ盆地周辺の山の中で一番高い山である。そこから眺めるヒマラヤの素晴らしさだけではなく、うっそうとしげる森とその中に済む250種類以上の鳥を楽しむことができる。また、シカやヒョウ、クマも生息しているといわれている。

チャンドラギリ(Chandragiri)ハイキングを楽しむなら、チャンドラギリもおすすめである。ヒマラヤとカトマンズ盆地の眺望を楽しむことができる。ハッティバン(Hattiban)から登るのが一番よい。木はそれほど生えてはいないが、段々畑で働く地元の人など、暮らす農民の生活を見ることができるだろう。チャンドラギリの頂上付近には何もないので、飲み水を忘れないようにするとよい。

ナガルジュン(Nagariun)は、有名な賢人の名を付けられた聖なる丘である。頂上にはストゥーパがあり、また周辺の森林は軍によって管理されており、動物の保護地域とされている。またここの森林は「王妃の森」と呼ばれている。ヒョウ、シカ、リス、鳥類などが生息している。また、頂上に至る林道はマウンテンバイクに最適なコースともなっている。

シヴァプリ(Shivapuri) シヴァプリはカトマンズ盆地の重要な水源地である。また、ヒマラヤ山脈に最も近い山でもある。カトマンズの北側の広い地域に広がっているので、野生の動物や鳥の宝庫ともなっている。この山の上にある仏教の僧院を訪ねるものいいかもしれない。

ドゥリケル(Dhulikhel) ドゥリケルはカトマンズ盆地の東の縁に当たる所にある古いネワール族の町である。ここにはホテルもたくさんあるので、滞在してヒマラヤの眺めと人々の暮らしを楽しむのがよい。また、マウンテンバイクで、カトマンズからドゥリケル、ナモブッダ(Namobuddha)寺院を見てパノウティ(Panauti)に下るコースも一日で走ることができる。

サンクー(Sankhu) サンクーはのんびりとした町だが、宗教的には、古く4世紀から聖なる地とされている。特にバジラ・ヨギニ(Bajra Yogini)寺院は17世紀に建てられたもので、カトマンズ盆地で二番目に古い起源を持つといわれている。また周囲の森の鳥だけなく、境内の猿やハトが訪れるものを迎えてくれる。ナガルコットに自転車で登り、サンクーに降りてくることも可能である。

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